12/27(金)DRAGONASH TOUR 2019 “THE SEVENS”のツアーファイナルに行ってきました。
会場は、Zepp Divercity 。全国8会場8公演で行われた"THE SEVENS"もいよいよ今回でツアーファイナルとあってか年の瀬にも関わらずチケットはソールドアウト。
今回は、 DRAGONASH TOUR 2019 “THE SEVENS”のツアーファイナルのライブレポを書いていきます。
目次
“THE SEVENS”ツアーファイナルのライブレポ
進むことを選んだ"今"のDragonAsh
会場がZepp DiverCItyなので最寄り駅である東京テレポート駅に降り立つと、「あれ?そういえば去年の年末もここに来たな、、」と感じる既視感が。
そう思い出されるのがkenkenの生誕祭である「帰ってきたオレパルーザ 2018」。
出演者がLIFE IS GROOVE、Dragon Ash、打首獄門同好会、UZMK、ROTTENGRAFFTY、ペレ草田と錚々たるメンツに加え、ダイブをしたらオリジナルステッカーが貰えるというコンプライアンス重視の世の中でまさに"DIVE FOR FREEDOM"な企画を実施したお祭りで、来年もあればいいなと思っていたあの頃。
あれから約一年経ったと思うと本当に色々あったなぁと、今回は会場がZepp DiverCityですがライブ前から感慨深くなってしまいました。
初っ端から話が逸れましたが、ライブレポへ。
ライブは15分くらい遅れて会場が暗転し、BOTSさんが登場からのTHE SEVENSツアーではお馴染みのとなった"威風堂々"からの"Viva la revolution (paint the lily mix)" でライブスタート。
会場がピースサインを振りかざす中クラウドサーフが起こるという今しかみれない光景が出来れば、"Run to the sun"では身震いしてしまうくらいシンガロングが響き渡りました。
そして間奏でkjさんが「T$UYO$HIと駆けずり回った2019年、これが今のDragonAshだよ!」と言っていました。
CLUB CITTA'でのライブでは同曲で「信じてくれ」と言っていましたが、THE FIVESにTHE SEVENSと2つの形態のツアーを回りバンドとしてもう一度やっていけると確信出来るものを手に入れたからこその言葉だと思います。それくらい自分には力強く聞こえました。
"Fly Over"では曲中ブレイクの部分でkjさんとT$UYO$HIさんが向かい合ってジャンプするシーンが見られるのですが、それが風格すら感じられて様になっている。
もうT$UYO$HIさんが居て当たり前になっていることに嬉しくなってしまいます。そして次曲が"ROCKET DIVE"だったのですが、ここで 「帰ってきたオレパルーザ 2018」 を思い出してか気付いたら今年(初めてのダイブをしてしまいました。
会場の雰囲気が異様に盛り上がっていて自分もそれに乗せられてしまいましたね。
数曲演奏後にMCでkjさんは「当たり前にあったものが無くなって、当たり前に横にいた人がいなくなって。それでも俺達は音楽がやりたいし、THE BONEZもそうだし、BONERも聞きたいだろうし、それでこうやって平日のライブハウスを埋めてくれて、、、俺たちが板の上に立っている理由を歌った曲です。」と言って演奏されたのが新曲"ダイアログ"。
前週のポルノ超特急2019でも披露された様で、今のDragon Ashというバンド自身がファンに捧げたい曲に思えます。音源化されるなら次のアルバムに収録されるのかな?
会場に溢れる感謝の気持ち
ライブ中盤は爽やかなラテンのリズムでより会場の一体感を生み出した"Beautiful"、イントロがかかれば一際大きな歓声が起こる20年前にリリースされたとは思えないDragon Ashの楽曲の中でも屈指の不朽の名曲"Let yourself go, Let myself go"。
そこから"Mix it Up"→"For divers area"→"百合の咲く場所で"とミクスチャーバンドだからこそ奏でられる三者三様のアップチューンを続けざまに投下し、会場の熱気がより高くなっていきました。
さらに、このツアーで久々に披露されまた次はいつ聞くことが出来るかもわからないDragon Ashの初期のHIP HOP色が濃く出ている"Aim High"、会場全体みんなが飛び跳ねて喜びの賛歌にも聞こえる"Jump"。
何度聞いてもテンションがぶち上るバンドのアンサム"Fantasista"、親愛なる人へ互いの未来を信じる旅たちの歌"TIME OF YOUR LIFE"と続きライブは終盤に向かっていきました。
そして本編最後の曲は"Lily"。最後のサビで大合唱が起こるのですが、その部分の歌詞を見返すと改めていいんですよね。
あと個人的にやっぱりこの曲もKenKenに歌っているように聞こえるんですよ、どうしても。一度チェックしてみて下さい↓↓
あと少し咲いて 泣いて 笑っていたいから繰り返し僕ら
作詞:kj 作曲:Dragon Ash
間違いを犯し 許された昨日を誰かを許す今日に変えていけるよ
咲き誇れそう 君がくれた今日を 次は僕が君の為の明日へ
I'm by your side
アンコールでメンバーが出て来て、kjさんが「楽しい時はずっと続くパーティに付き合ってくれて、悲しい時はそっと寄り添ってくれて、ムカつく時は八つ当たりを全部受け止めてくれて、ときめく時はそのときめきに花を添えてくれて、、、ライブハウスファンとしてロックファンとして音楽をいつも傍に置いてくれてありがとう」と言ってから演奏されたのが、"A Hundred Emotions"。
MCと歌詞の内容がリンクしてるんですよね。ここでも思いっきり感情を揺さぶられてしまいました。
そしてここから各メンバーがそれぞれMCをすることに。
桜井さんは「この半年はバンドにとってヘヴィで、でもみんながいてくれたおかげでここまで来れた」と感謝の言葉を述べて、KenKenの件でベースがいなくなった時に「俺でいいならやらせてくれないか」と言ったT$UYO$HIさんにありがとうと言っていました。
BOTSさんは「日本代表10番BOTSです」に始まり、サビたベースを押し入れから引っ張ってきて「俺がベースやろうか?」とグループラインに送ったら「すぐにしまえ」と速攻返された話や、インスタグラムでやりとりをしていた女の子供をステージに上げて「これがロックバンドが見ている景色だよ」と言って周りから「かっこいい(笑)」と言われたり、終始面白いMCでした。
そして「KenKenみたいなベースは弾けないけど俺にしか弾けないベースがある。」と言って手を上げてくれたというT$UYO$HIさんにありがとうと桜井さんと同様に言っていました。
HIROKIさんは「公演が始まる前は気持ちが沈んでいて、でも1公演ずつ心が晴れていってツアーを回って全公演を終えて30歩前に進むことが出来ました。」と言いさらに「ライブでお互いに汗まみれになってぐちゃぐちゃになって、でも通じ合える何かがあって、、、それって俺たちにしかできない会話じゃん。また会話しましょう。」と強い思いを語っていました。
T$UYO$HIさんは「Dragon Ashのみんなからありがとうと言われるけど、こちらこそありがとう。」と感謝の言葉を返していました。また、「ロックバンドは外から見るのと中から見るのは違っていて、バンドの中のルールがあったりする。それにこの年になると新しいことを経験することがなくて、初めてのリハに行くときは朝息子に『緊張している』と言ったくらいで」と当時のことを思い出しながら懐かしそうに話していました。
最後に 「起こした過ちは変えられないけど、その先をどうするかで人生が豊かになるか決まるから。来年がJESSEやKenKen、The BONEZ、Dragon Ashにとって良い年になるように」と言っていました。
DRI-Vさんは男鹿フェス前にKenKenの件があって、そこから T$UYO$HIさんが完璧に仕上がてくれて終演後に号泣した話をしながら、涙目になっていて見てるこっちまで泣きそうになりました。
ATSUSHIさんは「kjがFIVESが終わるときには一回り成長して帰ってくると言っていて、それでSEVENSが終わって一回り成長出来てたらいいなと思います。」とたどたどしく話していてそれもそのはず、ATSUSHIさんも泣きそうになっているんですよ。
あと、各メンバーの泣けるMCが続いて気付けば周りから鼻をすする音が結構聞こえてきました。
この後に演奏されたのが、"陽はまたのぼりくりかえす"。先程のメンバーのMCの後にこの曲はもう泣かしにかかっているようなもんですよ。
ライブ中にハイライトになる場面はたくさんありましたが、ここでの会場全体でのシンガロングは鳥肌ものでした。往年のファンにとっては赤坂BLITZのライブとダブるシーンだったのかもしれませんね。
アンコール最後は、THE FIVES/THE SEVENSと全国を回ったツアーーを締めるのに相応しい曲"Curtain Call "でライブ終了。
KenKenの事で一時はどうなることかと思いましたが、ファンからしたらShow Must Go Onの精神でここまで駆け抜けてくれたバンドとT$UYO$HI さんに感謝しかないですよね。
Dragon Ashのライブが全部キャンセルとなっていたらと考えると、、本当にここまでやってくれてありがとうという気持ちしかない!早くも次のツアーが待ち遠しくなるライブでした。
この日のセトリです↓↓
- Viva la revolution(paint the lily mix)
- Run to the Sun
- Fly Over
- ROCKET DIVE
- Walk with Dreams
- Ode to Joy
- 光りの街
- ダイアログ
- Beautiful
- Let yourself go, Let myself go
- Mix it Up
- For divers area
- 百合の咲く場所で
- Aim High
- Jump
- Fantasista
- TIME OF YOUR LIFE
- Lily
アンコールのセトリです↓↓
- A Hundred Emotions
- 陽はまたのぼりくりかえす
- Curtain Call
余談:来年からの活動ってどうなるの?
THE FIVES/SEVENSとT$UYO$HI さんのサポートがあってツアーを無事終了することが出来ましたが、気になるのが今年からどうなるのかということ。
T$UYO$HIさんを正式メンバーとして受け入れるのか?でもTHE BONEZはギターのNAKAさんが抜けて先が見えない状態だし、、と各バンドの見通しがまだ立っていないように思えます。
でもあっという間に夏フェスシーズンが始まるので、春くらいに何か報告がありそうですね。最後までご精読して頂きありがとうございました。
DRAGONASH TOUR 2019
— DA_OFFICIAL (@Dragon_Ash) December 28, 2019
"THE FIVES" / "THE SEVENS"
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かなりシビアだったけどいいツアーになりました!
本当にありがとう! pic.twitter.com/0GDlO3oLLE