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ボブ・ディランがライブ中に撮影した客にキレて公演が途中終了!ライブ中の撮影の是非について考えてみた

4/16(火)ウィーン・コンツェルトハウスの公演でボブ・ディランがライブ中に撮影した客に激怒し公演が途中終了したというニュースがありました。

スマホの普及で昔に比べてより一層問題となっている公演中の撮影問題。日本でもブルーノマーズの来日公演で問題になったりしましたよね。

今回は、ボブ・ディランが激怒した理由とライブ中の撮影の是非について書いていきます。

目次

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ボブ・ディランが激怒するのも無理はないライブ中の撮影について

ボブ・ディランの公演中の撮影について

まずはその時の公演の様子について↓↓

ボブ・ディランはここ数年、ファンに「ステージの写真撮影禁止」を厳しくルールづけしている。しかし稀に、セキュリティが止めに入る前に、ファンが携帯で数枚写真をとってしまう事例が見られていた。

火曜の夜、オーストリアのウィーン公演で「風に吹かれて」の演奏中、ボブはついに堪忍袋の緒が切れ、演奏を止めてオーディエンスに勧告することに。「写真を撮るか、撮らないか選べ」と怒りを露わにし、「演奏を観るか、写真を撮るか、どちらかだ。わかったか」と勧告した。
それより前にもマイクを通し、似たようなことを話していたボブ。怒った様子で後ずさりすると、ギターモニターにつまずいてあわや床に衝突しそうになる。その後彼はバンドに近づき、ポージングのような動きを見せると、次の楽曲「悲しみは果てしなく」の演奏を短縮。ボブはそのままステージを後にし、バンドはこのツアーにおいてライブの終了時に演奏していた「親指トムのブルースのように」のインストゥルメンタル・バージョンをプレイ。公演は幕を閉じた。

出典元:https://rollingstonejapan.com/articles/detail/30605

これはどう考えてもファンが悪いです。そもそもルールを破っているのですから当然です。

でも思ったのが、演奏を止めてまで注意するなんてよっぽどですよね。 どれだけ撮影していた客の態度が悪かったのか気になります。それか今までの撮影する客に対しての鬱憤が爆発したのかもしれないですね。

何にせよこの日の公演に行った人にとっては、1人の迷惑行為のせいで嫌な思い出になったでしょうね。

ライブ中の撮影について考える

Photo by Elliot Teo on Unsplash

日本ではライブにおいて原則撮影が禁止なので、公演中に撮影してる人はほとんど見かけません。でもフェスでは結構見かけるんですよね。平気で写真や動画をばんばん撮る人を見るのは不快で、ライブでテンションが下がるんで本当にやめて欲しいです。

それでも撮影を許可しているライブもあって、例えば宇多田ヒカルさんの12年ぶりのツアー『Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018』ではスマホでの動画撮影が許可されていましたよね。

あとASIAN KUNG-FU GENERATION のライブはアンコール時のみ写真撮影が許可されていたり、BiSHのライブでは全編写真撮影が可能で一眼レフの持ち込みも許可されているなど最近では探せば撮影が許可されているライブもあったりします。

とはいっても結局はルールを守るというのが大原則なんです。撮影禁止のライブなら撮影はしない!当たり前のことなんですが、中々減らないんですよね。

さらにはステージ上からは思っている以上に客席が見えているので、撮影をしている人を見てアーティスト側のモチベーションも下がりライブが盛り下がるといったことも起こりえるんです。ちょうどHEY-SMITHの猪狩さんがtwitterでこう言ってます↓↓

この問題が深刻化すればスマホの持ち込みが禁止になるということもあり得るかもしれません。そうなると人件費やスマホに預かりにかかるセキュリティの費用などでチケット代が高騰するといった流れになり、さらには入場に時間がかかるといった問題が浮上してきて何も良いことがないですよね。でもそろそろそういった対応をするアーティストも出てくるかもしれないです、、、

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余談:ライブでマナーの悪い客がいるのは昔から

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

最近ライブでのマナーについてばかり当ブログで取り上げている気がします。もしよければ直近に書いた記事も見て行って下さい↓↓

こういったライブ中のマナーの悪い客っていうのは今でこそSNSが普及してより取り上げられることが増えましたが、昔も変わらずいたと思います。

そうした中でロッキング・オンが主催するフェスでは先駆けてダイブが厳禁になったりして、最近ではメトロックも同じルールになりましたよね。商業フェスは軒並み同じような対応を取る日もそう遠くないのかもしれません。

ルールというのは理由があって設けられているものなのでライブ中の撮影に限らず今一度自分がルールを破っていないか考え直すことが、ライブを自由な空間にするための第一歩だと思います。

最後までご精読して頂きありがとうございました。

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