11/21(土)「15th Anniversary Special Concert」の公開ゲネプロ公演に行ってきました。
ファンクラブ「ボクンチ」の会員限定で開催された公演で、ゲネプロを公開するのはRADWIMPSにとっては初めての試み。
今回は、そんな貴重なゲネプロ公演のライブレポを書いていきます。
目次
会場全体がそわそわ?RAD初のゲネプロ公演
会場に入ってステージを見ると、センターと呼ばれている部分が丸っきりステージになっていて普段と違い360度解放されていました。
そして開演時間の19:00になると、南東のアリーナエリアからいきなり拍手が起こったんです。
照明が明るいままだったので「何事?」と思って拍手のする方を見ると、RADのメンバー3人がセンターに繋がっている通路に立っていました。
洋次郎さんが「嬉しいな、嬉しいな」と周りを見渡しつつ、最初のMCで言っていたのは「ゲネプロ公開は初めての事で、ゲネプロを通して一緒にライブを作りたい」、「ファミリー側に立ってもらって楽しんで貰えたら」と言っていました。
15周年ライブを一緒に作りたいなんて事を言われたらファンは嬉しいですよね。
そして最初のMCが終わるとスタッフの方が「客入れ状態を作ってください」とアナウンスし、SEが流れスタッフの方々が定位置についていました。
準備が終わりいよいよライブ開始の状態となるとスタッフの方が「10、9、8、」と10カウントを始めて、会場は声が出せないので拍手によるカウントで応えていました。
本編と同じくOP映像が流れて、ゲネプロライブは"タユタ"でスタート。
ステージ上の足元にスモークがたかれ、まるで雲の上で歌っているかのような幻想的な演出で曲の雰囲気と相まっていました。
洋次郎さんがピアノに移動し、次曲は"グランドエスケープ"。
先の曲では分からなかったのですが、ここでステージの下に曲に合わせて色鮮やかに移り行く宇宙と星の数々が映し出されて、LEDスクリーンになっているのが分かりました。
アイススケートが開催されているのでそういった演出が横浜アリーナでは出来るみたいですね。いやぁ知らなかった。
曲中に「まさかゲストで三浦透子さんが来るのか?」と思っていましたが最後まで登場されませんでした。それでもこの選曲は個人的にサプライズでしたね。
次にツインドラムによるドラムソロを挟んで演奏されたのが"DARMA GRAND PRIX"。
曲中の武田さんと桑さんのソロもバッチリ決まって、ロックバンドとしての顔も忘れない姿勢にさすがだなと感心しました。
曲終わりのMCで洋次郎さんが「RADのライブは去年の8月以来」と言っていたのが驚きでした。
その去年(2019年)の8月のライブはサマソニ、ロッキンと立て続けにライブに行っていたので、自重してスルーしました。
コロナ禍で気付きましたが、やっぱり行ける時にライブは行っておくべきだなと改めて思わされましたね。
Mステ出演のために新しく書き下ろされた"新世界"に歌詞がステージのLEDに流れ赤い照明に包まれた瞬間は圧巻だった"シュプレヒコール"とメッセージ性が強い曲が続きました。
「みんな座ってんの?踊りませんか?」と洋次郎さんが促しました。
コロナ禍のライブだと立つのも自重するお客さんが多いので、こういうやり取りはあるあるですね。
曲は"パーフェクトベイビー"だったんですが、洋次郎さんがハンドルが無いセグウェイみたいな乗り物に乗っているのが見えたんです。まさかの演出で、洋次郎さんの遊び心が垣間見えましたね。
あとで調べると電動二輪ボードなるもので、洋次郎さんは「どう乗ってたの?4回練習したけど、頑張った方?」と言っていましたが上手く乗れていた気がします。
「RADのライブはみんなの声があって完成すると痛感した」とファンに対する思いを言いながら「こういう機会があって、新しい挑戦が出来た」とポジティブなこともMCで言っていました。
「体動かせるかい?」から始まった"NEVER EVER ENDER"では、曲中に「アリーナ飛べるかい?」と会場を煽って楽しそうに飛び跳ねてるお客さんが目に入って「ライブっていいな」と思わされました。
曲が終わった後に「ちょっと待ってね。ゲネなんで止めます」と洋次郎さんが言って、何をしてたのかは分からなかったのですが、ゲネプロならではの貴重なシーンでした。
次曲"おしゃかしゃま"の時に上から見ていて、スタッフの方10人くらいがこそこそステージ横で動いているのが見えたんです。
「何かトラブルでもあったのか?」と勘繰りましたが、次の曲が"G行為"で曲冒頭からダンサーが加わって「さっき見たのはダンサーの人達で、準備のために移動してたのか」と納得しました。
そのダンサーは曲中にどんどん増えていって、最終的には60人くらいになっていて「めっちゃいるやん、、」と少しビビりました。
RADが描いた物語の美しさ
アリーナステージからBUMPのベストアルバムのジャケットみたいな部屋に移動して洋次郎さんが「懐かしい曲を掘り起こしながらやります」と曲を始めようとしましたが、笑い声が聞こえたと一旦冒頭中断しました。
テレビを見ているスタッフの方が笑い声だったそうですが、ゆるい感じがしてこれもゲネプロならではって感じでした。
3人だけで"お風呂上がりの"が演奏され、次曲"やどかり"では落ちサビの前に3人が演奏しながらアリーナステージに帰ってきました。
続いての曲"棒人間"ではダンサーが再び登場し、2人1組でパロスペシャルみたいなダンスをしているのがめちゃくちゃ印象的でした。あと三転倒立してるのも覚えていて、なんだかんだダンサーが気になってしまうんですよね、、、
MCで洋次郎さんが「みんなの意見が聞きたい」と言い、「モニター映して欲しい?」と言うとそれに対して会場が拍手をして答えました。
これを受けて洋次郎さんは「しゃべってはいけないルールでの会話の仕方が分かってきた」と手ごたえを感じている様でした。
"螢"にせり上がったまた別のステージ上に洋次郎さんだけ移動しての"告白"と感傷的になる曲が続き、上から垂らされている照明がよりステージを幻想的に色付けて素晴らしかったです。
さらにスマホのライトは無いものの、照明の演出で無数の星の中で演奏された"トレモロ"。洋次郎さんが最後のサビ前にギターを客席に掲げたシーンはカッコ良かったですね。
"有心論"ではLEDステージに過去のライブ映像が映し出されていて、落ちサブではファンの録音された声が流れました。規制あるライブならではの演出ですが、一刻でも早く当たり前の様にライブ中に声を出せる様になって欲しいですよね。
MCで洋次郎さんは「こういう機会が出来てファンクラブを作って良かった」と言っていました。
さらに、15周年ライブは1ヵ月前にやると決めて「普段の客席を物語にして目撃して貰おう」「目まぐるしく変わるライブ空間をつくりたい」という思いが込められて作られたライブだそうです。
「延期となったドームツアーのくやしさをぶつけようとオールスタッフで臨んだ」と言っていて、1ヵ月でこれだけのクオリティを生み出せるバンドとスタッフの方々の熱意に胸を打たれました。
洋次郎さんが「残り2曲となりました」と言い、客席からよくある「えぇー」という声も聞こえないまま披露されたのが"25個目の染色体"。垂らされた照明の数々がゲノムの形になっているのが分かって、細かい演出にお洒落なことするなと感心しました。
ライブ本編は、"バグッバイ"で終了。
そして曲が終わるとスタッフの方が「はい、1度明かりくださーい」と言いなんやかんやして「ゲネプロお疲れ様でしたー」で本編の流れの確認をしてゲネプロは終了しました。
スタッフの方からメンバー3人にボクンチ会員が作成に参加した横断幕が渡されました。するとメンバー3人はこの横断幕を持ちながらステージ全方向に歩いていってお辞儀をして感謝をしていました。
客席に「来年のツアーはどう?」「ゲネプロはどこまでやったらいいだろう?」と洋次郎さんが聞いていたので、もしかしたら2021年はツアーを考えているのかもしれませんね。
最後は「帰り辛いなー」「ダンサー引き上げてる?」とアンコールに行く前に確認して、「心の中で歌ってください」からの"いいんですか?"。
落ちサビの前に洋次郎さんが「本当にありがとう」と言い、最後の言葉は「また会いましょう。ライブで」でした。
15thライブのセトリ一覧
RADWIMPS「15th Anniversary Special Concert」3日間のセトリがこちらになります↓↓
- タユタ
- グランドエスケープ
- DARMA GRAND PRIX
- 新世界
- シュプレヒコール
- パーフェクトベイビー
- NEVER EVER ENDER
- おしゃかしゃま
- G行為
- お風呂上がりの
- やどかり
- 棒人間
- 螢
- 告白
- トレモロ
- ます
- 有心論
- 25コ目の染色体
- バグッバイ
- いいんですか?
- タユタ
- グランドエスケープ
- DARMA GRAND PRIX
- 新世界
- シュプレヒコール
- パーフェクトベイビー
- NEVER EVER ENDER
- おしゃかしゃま
- G行為
- 大丈夫
- やどかり
- 棒人間
- 螢
- 告白
- トレモロ
- ます
- ふたりごと
- 25コ目の染色体
- 蝶々結び feat.Aimer
- いいんですか?
- DADA
- タユタ
- グランドエスケープ
- DARMA GRAND PRIX
- 新世界
- シュプレヒコール
- パーフェクトベイビー
- NEVER EVER ENDER
- おしゃかしゃま
- G行為
- お風呂上がりの
- やどかり
- 棒人間
- 螢
- 告白
- トレモロ
- 有心論
- ます
- バグッバイ
- おあいこfeat.ハナレグミ永積 崇
- いいんですか?
- スパークル
- DADA
余談:ドーム公演がますます楽しみに!
15周年ライブは最高でしたが、延期になっている「RADWIMPS こんにちは日本 ~KONNICHIWA NIPPON~ TOUR 2020」がどうなるのかが気になるところ。
チケットを持っているので開催して欲しい気持ちは山々ですが、コロナ禍でのライブではまだ最大収容人数の制限があるので一旦バラシにしてもいいのではと思ってしまいます。
もし開催されるなら2022年が現実的な様な気がしますね。とにかく無事安全に開催されることを願うばかりです。
最後までご精読して頂きありがとうございました。
本日でメジャーデビュー15周年を迎えました。大きな感謝と共に、これからも、そして今晩の配信ライブもよろしくお願いします!https://t.co/W9F4wf7yWW #RAD15th#RADWIMPS pic.twitter.com/iXKBIK8FFL
— RADWIMPS (@RADWIMPS) November 23, 2020