ライブといえばバンドの生演奏を聴くことがメインですが、MCでバンドマンが口にする言葉にグッと心を掴まれることが多々あります。
ライブへよく行く方は同じ様な経験をされているのではないでしょうか。
今回は、2019年のライブやフェスで実際に聞いたバンドマン達の名言をまとめていきたいと思います。
目次
2019年版バンドマン達の名言集!!
BUMP OF CHICKEN/藤原 基央
11/4(月)に東京ドームで開催されたBUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora arkのツアーファイナル公演。
アンコールの最後に藤原さんの長尺のMCがあって、その後にサプライズがあったんです。
藤原さんが「バンドのかっこいいところ見せてやる」と言い"スノースマイル"を弾き語り始めました。
アンコールは2曲だけと思っていたので「まだライブやってくれるの?!」と驚いていると、ステージ横からメンバーが出てきて途中から演奏に加わりまさかのアンコールが再開したんです!
そして一番目のサビ終わりに藤原さんが言った言葉が
「俺のバンドかっこいいだろ!」
誇らしく言っていた所にメンバーへの信頼性を感じられて、「本当にカッコいいバンドだなぁ」と思わされました。
先の長尺のMCも良かったのですが、個人的にこの言葉がめちゃくちゃ印象に残っているのでこちらを選びました。
この公演のライブレポも書いているので、そちらも併せてチェックお願いします↓↓
MONOEYES/細美 武士
2/25(月) に渋谷クラブクアトロで開催された"PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT TOUR"初日で、NAMBA69とMONOEYESの対バン公演。
このライブの前日に辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票が行われました。
それを踏まえて細美さんが言った言葉が
「沖縄県民投票でヤフコメ見てると左と右に分かれて水掛け論してて、それ見てるとバカなんじゃねぇのかって。人はリベラルとか保守とか何かに所属したいんだよ。でもライブハウスってのは誰が来てもいい、バカやブス、金持ちや金のない奴、ジジイにガキでも。ライブハウスに来て一緒に混ざろうぜ、殺し合うよりマシだろ」
言葉使いは少々汚いですが、同じ人間なんだから理屈抜きに一緒にライブハウスで遊べばいいというのは一番平和的な考えですよね。
自分の中で細美さんはゴリゴリ左に傾いている思想の持ち主だと思い込んでいたので、てっきり政府を糾弾すると思っていました。
それが中立な大人の意見を言うなんて、、やっぱり細美さんの言うことは絶対!ですね。
この公演のライブレポも書いているので、そちらも併せてチェックお願いします↓↓
HEY-SMITH/猪狩 秀平
8/11(土)国営ひたち海浜公園で開催されたROCK IN JAPAN2019の4日目。
この日自分が一番楽しみにしていたのが、猪狩さんが退院して復帰した後のHEY-SMITHのライブでした。
そのライブ中に猪狩さんがKenKenさんの事件について触れた時に言った言葉で
「ここにいる全員が敵になってもどうでもいい、何があってもあいつの味方や」
MCで仲間思いの言葉をよく口にする猪狩さんならではの言葉だと思います。
それと、猪狩さんはこの日Dragon AshのバンTを着ていました。
理由は、不祥事を起こしたら自粛ムードになる中でも20周年のロッキンのグラスステージの最後のトリをサポートメンバーを入れてライブをするDragon Ashにリスペクトを込めたそうです。
この公演のライブレポも書いているので、そちらも併せてチェックお願いします↓↓
東京スカパラダイスオーケストラ/谷中 敦
9/14(土)と9/15(日)に袖ヶ浦海浜公園で開催された氣志團万博2019。
その開催日前の9/9(月)千葉県を台風15号が直撃しました。
台風による被害は想定以上のもので断水や停電などライフラインへの影響は広範囲に及び、開催地の袖ヶ浦市も例外ではなく停電の地域に含まれていました。
連日ニュースでは千葉県の被災状況を伝える内容一色になっていたこともあり、SNS上では「本当に開催するの?」とか「中止になったら払い戻しは?」など様々な意見が飛び交っていました。
そんな中で開催することが決まった氣志團万博2019。
被災して日常生活もままならない人達が千葉県に多くいる中での開催なので、SNS上では賛否両論ありました。
フェス当日は、様々なバンドから支援を呼びかける言葉や氣志團へのリスペクトを込めた言葉が聞かれました。
その中でも、自分に刺さったのが東京スカパラダイスオーケストラの谷中さんの言葉でそれが
「ライブで勇気や元気を貰ったなら誰かに優しくして下さい」
優しさがあれば、困っている人を見ると自然と手を差し伸べられるはず
氣志團万博2019を開催した意味がこの言葉に全て詰まっていると自分は思いました。
この公演の当日の様子を記事に書いているので、そちらも併せてチェックお願いします↓↓
SiM/MAH
6/14(金)タワーレコード渋谷店B1Fにある『B1F CUTUP STUDIO』で開催されたDEAD POP FESTiVAL 2019 “CHAOS STAGE” AUDITION。
毎年恒例になっているDEAD POP FESTiVALのCHAOS STAGEのOpenig Actを決めるオーディションで、ライブで選考が決まります。
このオーディションに4組出演し、対バンとしてSiMが最後にライブすることがお決まりになっています。
そのSiMのライブで出たMAHさんの言葉が、
「お前らが何で悩んでいるか苦しんでいるかは知らない。でも音楽が無いと生きていけねぇんだろ?それは俺らも一緒です。明日から強く生きて行って下さい。」
そして、この言葉の後に演奏されたのが”Get up, Get up”
集まった観客にはもちろんだけど、オーディションに出場した4組のバンドに向けて歌われたのだと思いました。
今現在、コロナ禍に身を置いているとこの言葉の意味を痛感させられます。
音楽があるからつまらない日々も楽しく過ごせて、コロナウイルス感染拡大が収束すればまたライブに行ける楽しみがあるから自粛生活も我慢出来る。
MAHさんは他にも名言候補は結構あったのですが、あまり知られていないはずなのでこの言葉にしました。
この公演のライブレポも書いているので、そちらも併せてチェックお願いします↓↓
四星球/北島 康雄
8/10(土)国営ひたち海浜公園で開催されたROCK IN JAPAN2019の3日目。
この日約6万人収容出来ると言われているグラスステージにトリでBUMP OF CHICKENが出演するとあって、会場はBUMPファンだらけ。
そんな中で四星球はこの日、グラスステージに次いで2番目に大きいレイクステージでBUMPの裏の時間帯でライブだったんです。
客入りが悪いことが分かっている状況で四星球の康雄さんが言った言葉が、
「チケット代のこと考えたら今ここにいるのは頭イカれててクレイジーで、マイノリティ中のマイノリティですよ。でもロックってそういうマイノリティのためのものじゃないですか。てことは今ここがRock in Japanですよね。」
ある意味逆境の中で、こういった言葉を言い切るのもライブで何とか笑わせよう楽しませようとする四星球は本当にカッコ良かったです。
自分はBUMPが好きですが、この時は四星球のライブを選んで良かったと心の底から思えました。
なのでROCK IN JAPANに行く時は、四星球のライブは絶対に観に行くことに決めています。
この公演のライブレポも書いているので、そちらも併せてチェックお願いします↓↓
特別枠/RUSH BALL 2019
「RUSH BALL 2019」と書きましたが、一体誰の名言なのか。
8/31(土)に泉大津フェニックスで開催されたRUSH BALL 2019の1日目。
この日出演予定だったTHE BONEZが、JESSEさんの例の事件で出演キャンセルとなりました。
例の事件については記事にまとめているので、そちらをどうぞ↓↓
そのことを受けて、開演前のスクリーンにこんなメッセージが映し出されていました↓↓
これを文字に起こすと、、、
僕たちはあなたの音楽に勇気付けられたり励まされたり心躍らされたりして、日々を乗り越えて来たのは事実です。誰もが過ちは犯してしまうものです。完璧な人間はいません。でも過ちを認めなくてはなりません。僕たちは待っています、このステージで、この客席で。
主催者側がこうやって思いの丈を言葉にして発信するのは珍しいですよね。
確かにRUSH BALLに過去RIZEとDragon Ashは何度も出演しているので、JESSEさんとKenKenさんとは切っても切れない関係にあるのだと思います。
このメッセージはファンの想いを代弁している良い言葉と思ったので選びました。
また、この公演のライブレポも書いているので、そちらも併せてチェックお願いします↓↓
余談:2020年は名言を集めれるのか?
2019年に行ったライブで聞いたバンドマン達の名言を集めましたが、コロナ禍にある2020年は同じように集められるかというと難しそうです。
このまま年内はライブが全て中止/延期になるなんてこともあり得る事態になっているので、2021年に持ち越しになるかもしれません。
最後までご精読して頂きありがとうございました。